世の中が完璧でないのは周知の事実。
世界を何かに例えるとしたら、私は砂を選ぶ。
煉瓦を積んだ上にある砂。
一つ一つが小さく、見分けがつかない。
積み重ねることは出来るけれど、いつかは風で吹き飛んでしまう。
どんな力にも反応し、形を変え、その姿は同じ時がない。
土台の煉瓦だって風化する。
穴が開き、ひびが入る。
砂はそんな煉瓦に入り込む。
それで何が変わる?
何も変わるはずがない。
結局は砂なんだ。
そこに確かに存在するよ。
感じられる、触れられる。
それで満足しないといけない。
そんな感じ。